・平成21年度 第1回勉強会 H21年7月26日(日)
『発災時、何ができるか、何を備えておくか』
−災害救護活動の共有化と
発災時行動シミュレーション−
7月26日(日)に第1回勉強会を開催しました。
これまで阪神淡路大震災、中越地震、中越沖地震の現場で活動した団員の報告を改めて聞き、
今後の活動のあり方を考えました。
3つの震災の活動から
1)現場での情報収集と的確な判断。
2)関連団体との協力体制構築。
3)衣食住を自己完結できる備え。
など、これからも取り組むべき課題が見えてきました。
その後、地震が起きたと想定し、どの様な行動をとるか。
また、現場へ向かうときに何を持参するかについて「発災時行動シミュレーション」をおこないました。
2グループに分かれ討議し、その結果を発表し意見交換を行いました。
グループごとに視点が異なり活発な討議ができました。
阪神淡路大震災 救援物資積み込み作業 |
中越地震 赤十字ボランティアセンター |
・八王子まつり花火大会応急救護活動 H21年8月2日(土)
8月1日(土)八王子花火大会で、救護活動をおこないました。
今回も救護所を球場と陸上競技場の2カ所に開設しました。
つまずいて打撲した方など 合計7名の応急手当をしました。
救護所と花火 |
・東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練 H21年8月30日
8月30日の訓練に参加しました。
医療救護訓練の一環としてトリアージエリアの担架搬送訓練をおこないました。
小雨交じりの各機関が参加しての訓練でした。
トリアージを受け、 搬送を待つ傷病者 |
・赤十字救急法養成講習会開催 H21年9月20、26、27日
9月20、26、27日の3日間、奉仕団主催で赤十字救急法講習会を開催しました。団員や地域奉仕団員、看護大学生など33名が受講しました。指導員も主に奉仕団員で対応しました。受講生の感想を紹介します。
・ 今回の講習に参加して、大学では学ばないけれど、これから看護を行っていく上でつながることがたくさん学べました。
・ 実際に災害に出くわしたことはないけれど、いつ何が起こるかわからないので、心の準備をして置くことはとても大切だと分かりました。
・ 三角巾はただの布かとしか思っていなかったけれど、あらゆることに活用できるすごいものだと思いました。
三角巾指導中の奉仕団員 | AEDの講習 | 搬送の練習 |
・平成21年度 第2回勉強会開催 H21年10月31日(土)
10月31日(土)第2回勉強会を開催しました。
1,車両による患者搬送技術、注意点
民間救急車の仕事している団員から仕事の内容や苦労、必要な技術知識について教えていただきました。
また、車両や装備の見学も行いました。
開業するには、2種運転免許、ヘルパー2級以上、さらに消防庁の患者搬送乗務員資格の資格が必要です。
仕事は、病院への送迎や転院など。他にも結婚式、葬式、裁判所、温泉旅行、墓参りなど依頼があれば可能な限り対応します。車両の装備品は車椅子、ストレッチャー、段差用のスロープ、スクープストレッチャ、酸素、吸引機、バックマスク、指定された医薬品、消毒薬,AC電源装置等また携帯心電計、パルスオキシメータ等。車両改造費も含め設備備品に結構費用がかかります。かなり大変なお仕事だと感じました。
民間救急車設備見学 |
2,無線通信
1) 無線通信の現状、将来の動向について
業務無線のデジタル化などの状況を勉強しました。今後の動向やデジタル変調の音声を聞いたり、大変興味深い内容でした。
2) 災害現場の無線通信
災害救護におけるロジスティックの重要性について教えていただきました。ロジとは時間、人員、物品、資金、安全健康、情報など現場で必要な全ての物の管理をおこない救護班の能力を最大限に発揮できるようにすること。その後で無線通信訓練をおこない、状況報告の練習をしました。
3テーマとも非常に内容が濃く、充実した1日でした。
・日赤看護大学地域防災セミナー協力 H21年2月20日(土)
第10回「災害時における情報収集、伝達」
2月20日(土)、同セミナーで災害時の情報収集、特定小電力トランシーバーを使った通信訓練の指導を担当しました。